神奈川県大和市のひらの動物病院では、犬・猫の心臓病(循環器疾患)診療、腫瘍科診療、がん治療にも力をいれており、心臓病(循環器疾患)専門外来を設ける他、腫瘍外科手術、化学療法(抗がん剤治療)のみならず、犬・猫のがん免疫療法(活性化リンパ球療法)、緩和医療(痛みのケア)を積極的に取入れ、ホリスティックにQOL(生活の質)を支えます。

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両前肢前腕部からの断脚後のわんちゃんのサポート...動物の義肢装具士・島田旭緒さん

2017年4月2日、 動物の義肢・装具士の島田旭緒さんに

後躯麻痺で車いすを使って元気に過ごしているダックスくんの

サポートをお手伝いいただきました。

(後躯麻痺のわんちゃんのサポート)。

 

今回、保護時(福島県)から両前肢に重度の損傷があり、

前腕部中央付近から両前肢ともに断脚せざるを得なかった

わんちゃんの義肢を作製し、その成果をフェイスブック

ページで報告されていました。

 

動物の義肢・装具の存在とその応用性の高さについて、

たくさんの皆さまに広く知っていただきたいので、

転載させていただくことにしました。

 

是非、お読みください手

 


 

推定5歳、14圓離縫海舛磴鵝蠅任(*^o^*)
ニコちゃんは、今年に福島県で保護された子で、すごく優しくて可愛い子です(^^)
保護されたときは、両前肢(手根のあたり)が骨折しており、折れた部分で着地して歩いていたため、地面との接地部にあたる皮膚や筋肉が削れ、患部は壊死していました。
病院にて、右橈尺骨骨幹部での切断と、左前腕手根関節での離断術が行われ、義足を作製することになりました。

 

 

術後当初は、保護犬ということもあり、比較的に費用の安価な前足用の車椅子が検討されましたが、ギプスで断端を保護すると、肩と肘を使って歩けるようになったため、車椅子より自由に生活がしやすい義足が選択されました(^^)
義足の目的は、歩行補助、断端の保護、脚長差(足の長さの差)の改善となります。

 

この歩行補助の目的が、ギプスよりも改善されているのかチェックするため、歩行中の四肢の荷重値を「フォースプレート」という計測器で調べました。

 

 

※このフォースプレートは、株式会社ヒューテックと弊社の島田が動物専用に開発した垂直荷重のみを測るためのポータブル計測器です。ヨロシクネ!
計測結果
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・ギプス歩行の体重に対する割合
前肢:右35%、左66%
後肢:右44%、左69%

・義足歩行の体重に対する割合
前肢:右60%、左75%
後肢:右54%、左53%
(歩行速度はwalk)
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解析結果をざっくばらんにお話しすれば、義足歩行はギプスよりも正常な値に近づき、かなり改善されました!
右前肢は前腕部が短く、断端も傷になりやすかったためニコちゃん自身が使いたがらず、義足歩行でも左前肢を主に負荷していることが分かります。
また、ギプス歩行では右前肢を庇うために、対側の左後肢が最も負重しているようです。普通は前足の荷重値の方が大きな値になるので、今まではすごく変な歩き方をしていたと思います>_<

 


 

今後、左右前肢が均等に負荷できるようになり、また後肢の荷重割合も10%くらい減ってくれるとより正常なり理想的です(^^)
ニコちゃんはまだ飼主がいなく、福島県の保護団体に預かられています。
ニコちゃんの里親をお考えの方は弊社までメッセージを下さい。
よろしくお願い致しますm(_ _)m


https://www.facebook.com/toyosogu/videos/1476644162409590/